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テレビ番組のお知らせ [情報]

 来週、横浜市立盲特別支援学校の道村静江先生と小学部の子どもたちのドキュメントがNHK総合テレビで放送されます。

 道村先生は、「点字学習を支援する会」(http://tenji-sien.net)の活動を通じて、点字の普及をはじめ、視覚障害者の漢字学習の環境整備に大変尽力してくださっています。
私も昨年度から「点字学習を支援する会」のお仲間に入れていただき、いろいろと興味深い経験をさせていただいて感謝しております。

 以下は番組の紹介です。皆様、ぜひご覧ください。

『ドキュメント にっぽんの現場』  NHK 総合テレビ

ことば あふれ出る教室 ~横浜市立盲学校~

■ 本放送予定:5月10日(木)午後11:00~11:30
  ■ 再放送予定:5月16日(水)午前 2:15~2:45 (火曜深夜)

  <NHK番組紹介文より>
 横浜市立盲特別支援学校。小学4年生から6年生まで6人の全盲児童が学ぶ教室で、 子どもたちを包んでいるのは、友達や先生の「手」、そして絶え間なく交わされる「言葉」。子どもたちが豊かな「言葉」の世界に夢中になったきっかけは、全国の盲学校に先駆けて漢字を習ったこと。点字はカナ50音に対応したもので、漢字はなく、目の見えない子どもたちには形が見えない。

 担当の道村静江先生は小学校で学ぶ1006字の漢字全てを、指で触れるようにした教材を作成。「悲しいの“悲”は羽が引き裂かれるように切ない心」などその成り立ちや意味、膨大な数の熟語を語り続ける。その声に一心に耳を傾ける子どもたちは、心の中に言葉の引き出しを増やし、人と人をつなぐ「言葉」の世界に引き込まれていく。やがて全員で狂言にも挑戦し、3月、6年生の大塚優里菜さんの卒業を迎えた。

 番組では6人の教室にカメラを置き、言葉を丁寧に学び、豊かな感性で世界を広げる子どもたちの姿を追った。ナレーションは3月に卒業した大塚優里菜さん(12歳)本人。彼女自身の言葉で、その豊かな世界を紹介する。

 番組の紹介は以上です。

 昨年末にNHK教育テレビで放送された「わくわく授業」では、やはり、横浜市立盲特別支援学校の視覚障害をもつ子どもたちが漢字を学習していく様子が取り上げられました。

 私は、道村先生が子どもたちの興味を巧に引き出しながら授業を進めていくのを見て、さすがだと感心しました。
例えば「馬」という字にはどのような読み方があるか、「馬」という字が入った熟語にはどんなものがあるか、先生は子どもたち一人ひとりに質問しながら少しずつ話を広げていきます。

 また、全盲の子どもたちにも、ものの大きさや長さが実感できるように配慮されていたのも印象的でした。
授業の中で、春に子どもたちが植えたヘチマが数ヶ月でどのくらい成長したか見てみようという場面がありました。
先生は、根っこから先までを真っ直ぐにすると10メートル以上もあるヘチマを地面に横たえ、両端に子どもたちを立たせて、お互いに声を出させ、どれだけ距離があるかを音で確かめさせていました。

 私は専門学校で点字を教えているのですが、学生たちに点字に対する関心をもたせ、やる気を出してもらうのが一番難しいことでもあります。
道村先生が実践されているような、身近なものを話題にする、より具体的な課題を与える、体験的な要素を取り入れる、といった方法は、学生たちが自ら考えるきっかけを作るうえで大変有効だと思いました。


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コメント 4

yuki

授業の進め方って、難しいけど面白いよね。
この間、何気なく出した宿題が想像以上にいい反応があったので嬉しくなったよ。
「(場所)に(物)があります」「(場所)に(生物)がいます」という文型を練習するのに、学生に自分の部屋の絵をかかせて、それぞれ例文を作らせたの。みんな個性的な絵を描いてきて、それはそれは面白かった。例文もまたユニーク!
私は適当に出した課題だったのに、こんなに一生懸命やってきてくれて…と、とても申し訳なく思いました(笑)
試行錯誤を繰り返し、学生に教師として育ててもらっていくんだろうね。素敵な人と知り合えて、よかったね。それは友加さん自身が素敵な人だからだと思います♪
by yuki (2007-05-07 16:00) 

清沢友加

 yukiさん、その授業はとても面白そう!私も参加してみたくなった。
私も、この前の点字の授業で「人生は・・・と思う」という例文を出して「・・・」の部分に適当な言葉を入れて学生たちに書いてもらったんだ。
「人生はギャンブルだと思う」とか、「人生は、あっという間に過ぎてしまうと思う」とか、いろんな答えが出てきて楽しかったよ。
by 清沢友加 (2007-05-12 11:05) 

清沢友加

 NHKで放送された「ことば あふれ出る教室」を私も見ました。

 子どもたちにとっては、漢字を勉強してパソコンで文章を書けるようになったことや、狂言を演じたことなどから得られた自信が、次の目標に挑戦していく勇気につながっているのだなあと実感しました。小さなことでも達成感や満足感をもてるのは嬉しいですよね。
そんな基本的なことをあらためて思い出しました。

 道村先生は「できないじゃなくて、やるの。」というのが口癖だそうです。
それは、できる方法を試行錯誤し続ける根気や活力、できるまで子どもたちにつき合う覚悟がなければ言えない言葉だと思い、やはり、すごい人だなあと感心しました。

 また、以前は、障害者の生き様や日常の様子を取り上げた番組には特定の意図が感じられるものがほとんどだったように思います。たとえば、スポーツなどを頑張っている障害者を紹介して見ている人たちに勇気を与えるとか、障害者の生活を紹介して一般の人たちに理解を求めるとかです。
今回の「目の不自由な子どもたちと先生のドキュメント」は、最初に目的があるのではなく、こういう現場もあると、ごく自然に伝えているようで嬉しかったです。
by 清沢友加 (2007-06-08 21:55) 

清沢友加

 ドキュメント にっぽんの現場「ことば あふれ出る教室」が再放送されます。
7月16日(月曜日)の午前9時35分から30分間です。
皆様ぜひご覧ください。
by 清沢友加 (2007-07-15 17:06) 

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